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WAREHOUSE (ウエアハウス) デニム(チノパンなど)
WH-1880 :WAREHOUSEウエアハウス ジーンズ 1880 WAISTOVERALL ONE WASH
片ポケット、シンチバック、ベルトループ無しといった旧い時代の意匠が際立つウエストオーバーオールを再現。注目は、本来リベットが打たれるポケット部分に無数のステッチが入っている仕様。
リベット補強に関する特許が1873〜1890年まで有効のため。
このモデルは、その間に作られたものと判別でき、Lot.2211,2212ジャケット同様、すべて本縫いで仕立てられる縫製仕様は、高級シャツなどで使われるテーラーの技法が採用されている部分にも注目にしてもらいた。
*前立てに使われるドーナツボタンも、細かな模様まで完全に再現。鉄製のため経年により錆が生じる部分までヴィンテージと同じ仕様に、湾曲した独特な形状のコインポケットは、腰帯部分に挟み込むことでリベットを使わずに補強の役割を果たしている。当時ならではの高い位置にも注目。
*当時の特許の関係でリベットが使えないため複数のステッチを施している。ポケット口が裂けないための補強だが、デザイン的にも秀逸、クロッチ部分には当て布が縫い付けられる。
現代のジーンズは巻き縫いだが、折伏せ縫いのため、引き裂けや擦れを防止するために設けられ、ベルトループが付かない時代のため、布製のタグが中央にあしらわれるのが特徴。
シンチバックも2本針仕様でヴィンテージと同じ金具を再現。
*かつてアメリカ大陸に自生していた「イエローインディゴ」の葉を彷彿させる飾りステッチ。片ポケットと相まってクラシカルな雰囲気。
*バックポケットにも多重ステッチによる補強があしらわれる。やや歪なステッチの雰囲気も忠実にトレースしているため、ヴィンテージらしい顔つきにし、サイドは高級シャツにも使われる折伏せで縫製されるのが特徴。既製服やオーダーメイドの定義が曖昧な時代ならではの仕様といえる