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SUGAR CANE (シュガーケーン) デニム(チノパンなど)
HD-42317 :HEAD LIGHTヘッドライト オーバーオール HD42317 / 9oz. BROWN DUCK OVERALLS
ウエスト(Waist) レングス(Inseam) 前股上(Front Rise) 後股上(Back Rise)
ワタリ幅(Thigh) ヒザ幅(Knee) 裾幅(Leg Opening)
W30:98.0cm前後 82.0cm前後 32.0cm前後 46.0cm前後 34.0cm前後 26.0cm前後 23.0cm前後
W32:102.0cm前後 84.0cm前後 35.0cm前後 48.0cm前後 34.5cm前後 27.0cm前後 24.0cm前後
W34:108.0cm前後 84.0cm前後 35.5cm前後 48.5cm前後 36.5cm前後 28.0cm前後 24.0cm前後
W36:113.0cm前後 84.0cm前後 36.5cm前後 48.5cm前後 37.5cm前後 28.5cm前後 25.0cm前後
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1940年代後半から50年代にかけてヘッドライトが展開していた9オンスブラウンダック製オーバーオール。ブラス製のアンカーフックやトライアングルポケットなど、胸当て部分が特徴。背中部分はハイバックオーバーオールの中でも「ダイヤモンドバック」と呼ばれる仕様となっている。
腿から膝にかけて生地が二重となったダブルニーで、脇や内股、尻ぐりなどはトリプルステッチ、右ヒップポケット横には極太のハンマーループが付くなど、非常に丈夫な作り。サイドのボタンはロゴがブルーのブラスのタックボタンで、フロントフライは無地のドーナツボタン。ボタンホールやカンヌキに施された黄緑色のステッチは、ブラウンダックを使用したワークウェア当時の標準仕様。
生地は過去にヘッドライトで復刻したブラウンダックとは異なり、新たなデッドストックを分析し作製。以前のモデルでは経緯ともに10番の糸を使用していたが、こちらは経糸16番(引き揃え)、緯糸6番の変則的な平織りの生地となっている。前回のブラウンダックは生地の状態で染める「生地染め」であったのに対し、今回は糸の段階で染色した後に織り上げる「糸染め」を採用しているため、ヴィンテージと同様にセルビッジ部分に黒糸が確認できる仕様となっている。硫化染料と力織機による風合いは、以前の生地とまた違った魅力に溢れているが、ともにブラウンダックとはいえ呼称以外は全くの別物なところが奥の深いヴィンテージらしい。当時、この生地を使用したアイテムは主にスチールワーカー(製鋼所工員)向けに販売されていた。
Complete Series of the Reproduction "HEADLIGHT"
1900年代初頭からスタートし、1960年代まで存在したラーンドカーター社のブランド。当時としては珍しく、織布から縫製まで自社で一貫生産していたことから製品に対するこだわりが伺える。ラベルやフラッシャーのトレードマークが表す通り、鉄道員や機関士に好まれ供給されていた。現在でもコレクターの間で人気が高く、入手困難とされる希少なアイテムを現代に蘇らせる。